ぼくは物心ついたときから、前歯に対してコンプレックスがありました。
具体的には、
・すきっ歯
・ホワイトスポット(白斑・歯のシミ)
の2つのコンプレックスです。
なので、笑うときにはこの2つがいつも頭をよぎり、異性との関係がうまくいかなかった原因を責任転嫁したりしていました。
ところが人生のほとんどを共にしたこれらの悩みが、たった2週間でどちらも同時に解決しました。
今回はそれに関して記載していきます。
もし同じ悩みを持っている人がいたら、ぜひ検討してみてください。
【結論】保険適用でキレイな前歯を作った
まず結論です。
ぼくは「CAD/CAM(キャドキャム)」という治療法を用いて、最寄りの歯医者で新しい前歯を作りました。
そして、その方法は既存の前歯を削り、作った前歯をはめ込むというものです。
なかなかイメージがしづらいですが、見た目上は本来の歯と大差なく、使用上も問題ありません。
そして、肝心の掛かった費用は合計で1.8万と驚愕の安さでした。
細かく解説していきます。
25年悩まされた「すきっ歯」と「ホワイトスポット」
ぼくは上の前歯にコンプレックスがありました。
具体的には、
・すきっ歯
・ホワイトスポット
というものです。
すきっ歯
通称「空隙歯列(くうげきしれつ)」や「正中離開(せいちゅうりかい)」ともいわれています。
画像を見ていただければわかる通り、かなりみっともなく見えてしまうというデメリットがあります。
※画像は参考画像です。
ホワイトスポット
ホワイトスポットとは、いわゆる「歯のシミ」のことで「白斑」ともいわれます。
こちらはよく見ないと目立ちませんが、対面で会話や食事をしているときなどは目についてしまいます。
※画像は参考画像です。
これら2つのコンプレックスは、物心ついたときからぼくに付きまとっていました。
前歯は、特に歯の中でも最も目立つ部位で「審美性」が重要視される部分です。
それゆえ、その人の印象を大きく操作します。
なので、ぼくは小さいころから強烈なコンプレックスを感じていながら生活していました。
前歯の具体的治療法
30代になり「そろそろこのコンプレックスを本気で治そう!」と決意しました。
そこで、これらを治す手段を調べたところ、以下のような方法がありました。
①歯を削って新しい歯をはめる
②歯に新しい歯を貼りつける
③矯正する
この情報を頭に入れた上で、最寄りの歯医者に行って相談した結果、
「①歯を削って新しい歯をはめる」という治療方法で行くことに決めました。
「歯を削って新しい歯をはめる」とは?
端的にいうと、
「前歯を削って小さくし、その上から自分用に作った歯をはめる」
という内容です。
要するに、「審美性を追求した差し歯」ということです。
そして、これにも種類があり、以下の2点があるとのことでした。
【1】セラミッククラウン
【2】CAD/CAM冠(キャドキャム)
違いは「保険適用されるかどうか?」です。
セラミッククラウンは「保険適用外」ですが、審美性に富むという特徴があります。
一方でCAD/CAM冠は「保険適用される」ということが最大の特徴です。
※CAD/CAM冠とは?
3Dカメラで歯をスキャンし、その情報を元にコンピューターが設計&デザインして制作する技術。
「Computer Aided Design / Computer Aided Manufacture」の略。
以前までは先進医療のため保険適用外でしたが、最近保険適用になった技術のこと。
CAD/CAM冠ですきっ歯を治すことに決定
セラミッククラウンは1本6万円が相場のため、それを覚悟の上で歯医者に行きました。
そのため、歯医者さんには
「お金はいくらかかっても良いので見た目を良くしてください」
とお伝えしました。
しかし、それに対する返答は
「CAD/CAM冠は、セラミッククラウンの1/10の費用だけど、
見た目的にそんなに変わらないからCAD/CAM冠をオススメするよ」
というものでした。
そして、ぼくは歯医者さんを信じ、CAD/CAM冠ですきっ歯を治すことを決心しました。
治療の実際の流れ
具体的な流れは以下のような感じです。
■当日
・歯を削る(30分)
・歯の型を取る(10分)
・仮歯を作ってはめる(10分)
~~~この日はこれで終わり~~~
※新しい歯が届くまで10日ほどかかるので、10日後に再診
■10日後
・仮歯を外す(5分)
・新しい歯をはめる&調整(15分)
ということで、治療にかかった時間は
「10日と70分」
でした。
CAD/CAM冠のメリット
安い
まず何といっても最大のメリットは安さ。
といっても、保険適用になったのは割と最近のようです。
これに対して、セラミックは保険適用外で1本6万円(前歯2本で12万円)ほど。
今回の治療に掛かった費用は総額で1.8万ほどだったので、価格は10倍ほど違うようです。
治療期間が短い
矯正であれば1年以上かかる場合がほとんどです。
それに対して、CAD/CAM冠であれば、約2週間ですべてが完了します。
時間は何モノにも代えがたい貴重な資源です。
天然の歯の硬さに近い
治療を行って3か月ほど経ちますが、日常においてまったく違和感なく過ごせています。
また、かなり強力な接着剤でくっつけるため、取れることはないようです。
審美性が高い
歯を作るときに色合いを決めることができ、歯医者さんも周りの歯とのバランスを見て決めてくれます。
そのため、自然な仕上がりになります。
CAD/CAM冠のデメリット
歯を削る
前述したように、CAD/CAM冠は
「元の歯を削って、その上から新しい歯をはめる」
という治療法です。
歯をはめるということなので、かなり削る必要があります。
ぼくの前歯は、削ったあと1/4ほどの大きさになり、かなりの衝撃でした。
しかし、前歯は「機能性」よりも「審美性」が重要視されるため、
それ以上は特に気になりませんでした。
若干でかい&厚みがある
恐らく自分しか気づきませんが、わずかに大きく厚みがあります。
ほんの数ミリ単位の世界です。
特に前歯の場合、舌があたる感覚が染みついているので、歯の裏を触った際に少し違和感があります。
耐久性はセラミックに比べて劣る
CAD/CAM冠の耐久性は、セラミックに比べると劣るようです。
しかし、日常使いする上では問題ないとのこと。
たしかに、前歯で硬いものを食べることってあまりないですよね。
また、上述したように、前歯は「審美性」に特化した歯なので、そこは懸念材料にはなりませんでした。
歯医者を出た瞬間から人生が変わった
こうして、物心ついたときから抱えていたコンプレックスは一気に解消されました。
「すきっ歯」は新しい歯をはめこむことにより、きれいに整列した審美性の富んだ歯になりました。
「ホワイトスポット」も、きれいな新しい歯を被せることにより、見えなくなることで解決しました。
幸いにも、前歯以外は歯並びが良かったため、
治療を終えて歯医者を出た瞬間から人生が変わりました。
翌日から、話すときに自信を持てるようになり、
人前で笑顔になることに対する恐怖心もなくなりました。
【まとめ】歯への投資は人生を変える
芸能人は歯が命。
これは一昔前に、流行ったフレーズです。
ですが、いまや矯正やホワイトニングを始めとする「歯への投資」は普通の人でも手軽に行えるようになり、一般的になりました。
人の印象の大部分は口元で決まります。
特に「歯」、その中でも前歯となると、見た目において最も重要な要素となります。
その意味で、歯への投資効果は非常に高いです。
「自分に自信が持てる」というのは、自身が思っている以上に効果が高く、効果的なライフハックです。
有限な人生において、お金で解決できるものはお金で解決すべきだと思っています。
ましてや自分に自信が持てない、いわゆる”人生のボトルネック”となってしまっている部分は早急に解決すべきです。
歯並びは良いに越したことはありません。
ぼくは今回の治療を「もっと早くやっておくべきだった」と心の底から後悔し、その思いからこの記事を書きました。
少しでも同じ悩みを持っている人の役に立つことができ、コンプレックス解消への一歩を後押しできれば嬉しいです。
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