いまやBluetoothイヤフォン戦国時代。
いつの間にかイヤフォンは「無線」が主流になり、有線のイヤフォンは瞬く間に絶滅危惧種に指定されてしまいました。
そんな中、先日2年半使っていたAnkerの「Soundcore Life P2」からついに乗り換えました。
乗り換え先は、いまや巷を席巻しているEarFunの「EarFun Air Pro 3」。
正直、ぼくは「ストレスなく使えればそれでいい」と考えている素人です。
これまでBluetoothイヤフォンは1台しか使ってきませんでしたし、比較検討するほどのこだわりも知識もありません。
しかし、素人だからこそのシンプルな着眼点でレビューしていきます。
・イヤフォンに詳しくないので、細かい比較を見てもわからない人
・専門用語が並ぶ説明を見てもわからない人
・とりあえず素人にもわかるように要点だけ知りたい人
・こだわりは特にないので、何がどういいかだけ端的に知りたい人
【結論】こだわりがない人にとってはベストチョイス
まず結論です。
EarFun Air Pro 3は、
- こだわりは特になく聴ければそれでいい
- でも損はしたくないから、買うならなるべく良いヤツが欲しい
- それでもって予算は1万円以下
というわがままな人に向いています。
なので、上記に当てはまる人は即買いで後悔しません。
なぜなら実際にぼくもその類だったからです。
音質を聴き分けられるほど違いがわかるわけでもなく、とりあえず聴ければいいという感じ。
でも、買うからには予算内で最上級のヤツが欲しい。
そして、使ってみた感想としては、
「こんな高機能イヤフォンが安く手に入る時代が来たのか・・・ 」
と技術革新に関心してしまうレベルでした。
「Soundcore Life P2」➡「EarFun Air Pro 3」へ乗り換えたきっかけ
冒頭で書いた通り、2021年から2年半の間、Ankerの「Soundcore Life P2」を使っていました。
その際のきっかけは、
「みんな無線イヤフォンを使っているから、時代に波に乗って無線にしたい」
というものでした。
特に音質にこだわりがないので、当時最も初心者向けといわれていたSoundcore Life P2を当時約5000円で購入。
それが昨年まで不自由なく使えていましたが、徐々に接続が悪くなったり不具合が起きたりと、日常使いする上でストレスを感じてきたので乗り換えを決意。
乗り換え先は同メーカーのAnkerを検討していました。
しかし、 近年ではAnkerとしての方針を変更し、
「安くていい商品を提供」➡「いい商品を高く提供」
という雰囲気を感じたので断念。
そんなとき、調べていく中で 「EarFun Air Pro 3のコスパが最強すぎる!」 と、巷を騒がせていることを知りました。
メリット①:この価格帯でマルチポイントに対応
以前にヨドバシカメラの店員に相談したところ、
「マルチポイント対応の製品は1万円以上はします」
といわれていました。
そのため、半ばあきらめモードでしたが、たまたま発見したEarFun Air Pro 3がなんとマルチポイント対応。まさに棚ぼた。
マルチポイントでは、2台のBluetoothデバイスに同時接続できるため、たとえば以下のような運用が可能になります。
①固定:プライベートのiPhone
②変動:プライベートのパソコン
③変動:会社のiPhone(電話用)
④変動:会社のパソコン
①は固定で動かさず、②③④を状況に応じて使い分けていくイメージ。
非対応の機種では、①~④まですべてをその都度切り替えていく必要があり、運用が面倒くさすぎました。
1万円以下でマルチポイントに対応する機種はほぼないので、これだけでも十分なメリットです。
メリット②:把握できないくらい高機能
もはやこだわりがない人には理解不能。使いこなせる自信なし。
ただ、「なにやら高機能ですごいらしい」ということだけはわかります。
そして、1万円以下でこれが買えるなら、とりあえず損はしなそうだし不自由なく使えそう。
また、ここまで揃っていれば「安物買いの銭失い」にはならなそうだし、「大は小を兼ねる」という言葉に身を任せ、これを買っておけば間違いなさそうだと確信。
このような形で、小難しい悩みを吹き飛ばして購入できるのがメリットです。
メリット③:接続の安定性
接続の切り替えを行う際、スムーズに切り替えることができストレスなく行えます。
また、再接続時も安定稼働するのでその点でもスムーズです。
個人的に、このスムーズさは最も重要視していたため、この安定性が担保できたことがうれしかったです。
メリット④:色展開が3種類ある
EarFun Air Pro 3は最近までは「ブラック」のみの展開でしたが、直近(2023年5月~7月)で
・「オフホワイト」
・「ネイビー」
が追加になりました。 これは地味にうれしいメリット。
というのも、以前使っていたSoundcore Life P2がブラックだったのですが、使っているうちに付着する耳垢が目立って視覚的にちょっとイヤでした。
なので、今回は真逆のオフホワイトもチョイス。
使用していて感じたデメリット
続いては使用していて感じたデメリットです。
デメリット①:操作の感度がよすぎる
以前使っていた機種がボタン操作式でそれに慣れていたせいか、タッチ操作式がやりづらいです。
1回タッチ:音量調整
2回タッチ:停止と開始
3回タッチ:前後に移動
上記がデフォルトの機能ですが、少しでも触れると作動してしまい、意図せぬ動作をすることもしばしば。
これはぜいたくな悩みなのか、使用するうえでは少し不便です。 (専用アプリでボタンのカスタマイズは可能)
デメリット②:ケースのロゴ印字がダサい
ケースに「earfun」と企業名が印字されていて、それが絶妙にダサい。
Tシャツやパーカーなどでは、いわゆる「ロゴドン」はオシャレの地位を築いています。
しかし、イヤフォンケースのロゴドンは時代が追いついていない感が満載。
せめて、Ankerのように1文字にしたほうが良いと思う。
デメリット③:ケースが開けづらい「指輪型」
指輪型ケースのデメリットは、
・開けづらい
・ツルツルしてすべる
という点にあります。
年々、技術革新とともにケースは小さくなる一方。
しかし、そんなコンパクト化とは裏腹に我々の不器用さは変わらないので、すべって落とすこともしばしば。
特に、通勤ラッシュの駅のホームなんかで落とすと悲惨です。両手を使わないと取り出せない設計は危険。
ここは今後「スライド開閉型」になることを期待します。
いまのイヤフォンは高すぎる
イヤフォン市場は、2016年発売のApple「AirPods」の発売により、価格が破壊されました。
そのため、
- 特に音質にこだわりがない
- 自由なく使えればそれでいい
という人にとって、「うかつに手を出しにくい市場」となったことは疑う余地がありません。
素人に2万や3万もするイヤフォンは明らかに致死量。
Appleはマーケティングが世界一うまいテクノロジー企業です。そのため、様々な手段を使って消費者の目線を上げ、ガードを下げようとしてきます。
その代表がまさにイヤフォン市場。
機能過多に加え、Appleのブランド戦略もあり、消費者のガードは下がりきっています。
Appleは、もはやガジェット界においてルイヴィトンやエルメスと同じ位置づけ。 ブランドだけで売れる企業になったのです。
だからこそ「自分にとっての価値とは何か?」について考える
そんな飽和した市場だからこそ、「自分にとってイヤフォンに感じる価値はいくらか?」を考える必要があります。
イヤフォンに求める価値は何なのか?また、それに対していくらなら払えるのか?
このあたりを明確にしなければ、企業の思うツボ。
Apple以外の企業も、Appleに追随する形で市場に参入しています。なぜなら、消費者のガードが下がりきった市場は企業にとって儲かるから。
このような市場はドル箱なのです。
そのため、一度立ち止まり「価値」を考え、冷静に比較することで再び目線を下げてガードを固めましょう。
【まとめ】とりあえず買っておけばOKなレベル
どのジャンルにも「とりあえずこれ買っておけば間違いない」というものが存在します。
例えば、
・スポドリならポカリ
・ジーパンならリーバイス
・北海道のお土産なら白い恋人
など。
EarFun Air Pro 3は、もはやイヤフォン業界でそれくらい定番になりつつあります。
しかも、特にこだわりがない素人であればなおさらです。
素人にとって、知見がない分野の比較検討をするのは地味にストレスを感じるもの。
そのため、こういった「ド定番」をおさえておくことは、効率化という意味で1つのライフハックなのかもしれません。
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