30代は自発的に体調管理をしなければいけない年齢。
30代になって訪れた身体の変化によって、残酷な現実を叩きつけられることになりました。
徐々に体の感覚が鈍くなり、のどの渇きも感じにくくなる。
身体が「水分が必要!」と欲していても、感覚が鈍って気づかぬうちに脱水症状に・・・
なんていうことがあります。
そして、そんな水分不足が常態化したことで様々なところで身体の不調が出てきました。
※一番キツかったのはキレ痔(後述)
なので、なんか最近体調悪いな・・・と原因不明の体調不良を抱えている方は、もしかすると「水分補給」という初歩的かつ自分でできることで治るかもしれません。
【結論】水筒を常に手元に置いて、水分補給を「仕組み化」せよ
今日から「水筒」を常に手元において、「いつでもすぐに水分補給ができる状態」を作りましょう。
常に視界に「水分」を置いておくことにより、水分補給を意識的に行うことが大切。
(ぼくは家でも会社でもデスクの脇に置いてます)
仕事やゲームに集中してしまうと、水分補給を忘れがち。
ちょっとしたスキマ時間に水分を取ることが大事です。
なので常に手元に置き、視界に入る状態にして、水分補給を「仕組み化」しましょう。
そのために必要なものは、
- 水筒
- 浄水器(水道水がイヤな人向け)
です。
1日に必要な水分量は2.5L
厚生労働省によると、成人が1日に必要とする水分量は2.5Lとのこと。
食べ物からも水分は吸収されるので、飲むべき水は1.5~2Lほど。
これは夏場でも意識的に飲まないと達成できない量です。
なぜ水分は大事なのか?
それは「生命の維持」に必要だからです。
人間の60~70%は水でできていると言われています。なので、それだけ大事ということだし、それだけ何にでも水分は使われるということ。
車でいう「ガソリン」と同じです。
唯一、車と違う部分は「何もしなくても消費する」こと。
つまり、生命を維持するためには水分が必要なんです。
水分がもたらす効果
●体温調節
運動して汗をかくのは体温を調節するため。
また、汗が出ていなくても体温調節はされています。
●血流の促進
サラサラな血液となって流れがよくなり栄養を全身に送れる。
逆に脱水気味だとドロドロ血液になって阻害される。
●乾燥予防
なんといっても免疫力。
粘膜の乾燥は万病のもとです。
また、肌の潤いは美容の基礎。
●利尿・排便を促す
有害物質を体外に運び出すために水分は使われます。
などなど、ぼくたちの「当たり前」を支えているのは水分のおかげです。
「のどが渇いた」という信号を頼りにするな
いままでは、身体に不調が現れる前に「のどが渇いた」という信号が発信されていました。
そして、それを合図として水分補給していればよかった。というかそれが当たり前だった。
でも、30代からは「のどが渇いてから」では遅いです。
信号の発信にタイムラグが生じる
というのも、30代からはその信号の発信が遅くなります。
徐々に身体に欠陥が出始めてくると言われる30代。一般的に人間ドックを受けるのも35歳からといわれているのはそのためです。
なので、「意識的」に「予防的」に前もって水分補給をする必要があります。
水分不足(脱水)による弊害
2020年、コロナに世界が脅かされる中、自粛期間で外出する機会が大幅に減りました。
仕事もテレワークがメイン。
ぼくはそこでなぞの体調不良に日々悩まされました。
- 朝起きるとダルい
- やる気が起きない
- 謎の頭痛が芯部にある
など、最初はコロナの後遺症を疑いましたが、コロナになったことはないので後遺症もなにもない。
しばらく原因不明の現象と闘うことに・・・。
キレ痔になった
なぞの体調不良と格闘し1か月。
突如、排便がスムーズにいかなくなりました。
ときには10分かけて排便するなんてことも。
そして、その原因は便が異常なまでに硬いということ。
便が肛門からスムーズに出てこず、無理やり排便する形。そして、キレ痔になりました。
こうなると、あとは永遠にループ
泣くほど痛いし、生理現象が困難になるというのは何よりも苦痛。
肛門科からの意外な処方箋
これは、
「身体に何か悪いことが起きているに違いない」
と悟り、すぐさま人生初の肛門科を受診。
そして、医師からの処方箋は
「ちゃんと水分取ってますか?」
という一言でした。
具体的には、
- 自粛&テレワークが増えて運動不足になる
- 水分への意識が低下する
- 腸内の水分量が低下して便が硬くなる
- 排便時に肛門を傷つける
この地獄のループに入っているという説明。
水分不足なんて夢にも思っていませんでした。
しかし、言われてみれば水分補給はご飯のとき以外はあまりしておらず、成人の摂取目標である1.5-2Lには到底及んでいませんでした。
熱中症は室内でもなる
「身体がだるい」「なんか体調悪い」というのも軽度の熱中症。
熱中症といったら、めまいがしたり倒れたりすることを想像しがちですが、それは重度の熱中症です。
むしろ、ここまでいったら手遅れ。
救急車を呼ばなければいけないレベル。
部屋にいても熱中症になります。
特に、仕事やゲーム、読書などをして集中しすぎていると水分補給そっちのけでやりがち。
汗をかいたらのどが渇くは当たり前。
でも、汗をかかなくても水分不足になるんです。
特に、室内で何かに集中しているときは、のどの渇きを感じにくい。
何度も言うように、のどが乾いてからでは遅いです。
室内にいるときは、のどが渇いてなくても水分補給しましょう。
必要なモノ①:水筒
必ず水筒を用意しましょう。
冷蔵庫にあるからいつでも飲めるだろ・・・
という考えではダメです。
実際に、ぼくは自分の意志の力を過信しすぎて失敗しました。必ず忘れます。
なぜ水筒か?
理由は2点。それは、
①視界の範囲内に置くため
②経済的だから
という理由です。
視界の範囲内に置くため
水分は
「生命維持活動のために、常に取らなければいけないもの」
です。
なので、常に手が届く範囲に配置しましょう。
また、オススメは500~600mlのサイズです。
このくらいの大きさであれば、オフィスに持って行くときカバンに入るし、デスクに置いても邪魔にならないのでちょうどいい。
経済的だから
水分補給できれば水筒にこだわる必要はありません。
ただ、水筒であれば繰り返し使えるので経済的です。
ペットボトルや紙パックの飲み物でも問題ないですが、ぼくの場合、心理的に「もったいない」という意識が芽生え、水分補給に消極的になってしまいました。
水筒であれば、水を入れるだけなのでコストは最小化できますし、変に気をつかう必要もありません。
また、
・保冷・保温される
・こぼすリスクが少ない
というメリットもあります。
必要なモノ②:浄水器
中身は水でいい
水筒の中身は、特にこだわりがなければ「水」で問題なし。
麦茶や緑茶でもいいけど面倒くさい。
仕組み化・習慣化するためにはシンプルであることが必須条件。
以前に麦茶にこだわっていましたが、水筒の汚れの原因になるので手入れが面倒です。
また、一度麦茶を抽出するための工程と場所が必要になるので、管理が面倒です。
水道水はイヤだ
ぼくは水道水を直で飲むのはイヤなので、Britaの浄水ポットを使用しています。
これに入れて冷蔵庫で保管。
水筒の中身が無くなったら、移して補充という運用です。
また、これに使うカートリッジも定期的に交換しています。
盲点!夜中の水分補給
水分が足りないと身体に不調をもたらします。
そして、身体の不調は生産性・集中力に影響します。なので、こまめな水分補給が大事。
ぼくは水分の重要性を知る前、寝起きの直後に
「なんか体調が悪いな・・・」
「なんか身体がダルいな・・・」
と感じることが多かったです。
これは、すでに軽度の脱水症状です。
なので、夜中に起きたときに必ず水分補給をするようにしましょう。
このとき、ベッドの横に水筒を置いておくのがオススメです。
※サイドテーブルがあると置き場所に困らず便利です。
冬こそ忘れずに水分補給を
また、忘れがちなのは「冬」です。
夏場に比べて発汗もしないので気づきづらい。
「水分補給 = 身体が冷える」という認識は間違いです。
何度もいうように水分はガソリンです。
生命維持活動に必要な燃料。
水分不足 = 潤い不足 = 乾燥 = 免疫力低下 = 風邪
という最悪のルートに陥らないように意識して水分補給しましょう。
粘膜の潤いは水分補給から。
【まとめ】水分補給は予防医学
水分補給は「健康」のためにするものです。
健康とは、当たり前を長く維持すること。
健康寿命と平均寿命は男性で9年、女性で12年もあるといわれています。
9年も不調を抱えて生活するのは苦痛ですよね。
そうならないために、今から水分補給を意識的に行う習慣・仕組みを構築しましょう。
40代、50代となってくると、さらに身体からのサイン・信号は鈍くなっていきます。
水分補給は、もはや自分でいまこの瞬間から手軽にできる「予防医学」といえます。
手遅れになる前に・・・
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